コーヒー一筋50年の先代のストーリー
先代のストーリー
飯田市の山奥で生まれ育った私は、自然豊かな環境に恵まれ、自由に遊び、様々な経験を積みながらスクスクと成長しました。中学校を卒業した後、都会への憧れから名古屋に出て、農作物に関わる仕事に就きたいと決心しました。この選択が、私の人生における大きな転機となったのです。
名古屋に着くやいなや、コーヒー業界に魅了され、その世界に飛び込みました。焙煎や営業といった多様な業務を学びながら、コーヒーへの情熱はますます深まりました。44歳の時、私はついに自分の夢を実現するために独立しました。たくさんの人々にコーヒーの素晴らしさを伝えたいという思いから、日々コーヒー作りに尽力を重ね、特にブラックでも飲みやすく、冷めても美味しいという味作りに情熱を注ぎました。
66歳で天命を全うするまでの50年、私はコーヒー一筋で突き進み続けました。お客様からの「美味しい」との言葉が、私にとって最大の喜びでした。私が亡くなった後、息子の現オーナーは、私の思いと焙煎技術をしっかりと引き継いでくれました。
現オーナーは、私が求め続けた美味しいコーヒー作りをさらに追求し、富士山の溶岩を使用した遠赤外線焙煎という新たな技術を見出しました。この技術により、従来の焙煎方法では表現できなかった雑味のない、さらに飲みやすく、冷めても美味しいコーヒーが実現されています。
私たちのコーヒーが、多くの方に愛されることを心から願っています。この特別なコーヒーを通じて、自然と先代の思いを感じていただければ幸いです。お客様と共に、コーヒーのある素敵な時間を楽しむことができることを、私たちは心より願っています。
2025/05/08